私たちの厠道 ~トイレ診断士の視点~
タンク式トイレの水漏れ~その3
2014年08月20日
こんにちは、アメニティコスモスの奥山です。今日も暑かった京都より、久々の修理ネタです。家庭にもよくあるタイプの、タンク式トイレの水漏れ修理です。
水を流すと、タンクの後ろ辺りから水が漏れていました。よく見ると、赤丸印の白いボルトのような所をつたって、水が漏れていました。これはタンクと便器を接続する部品なのです。
この接続部品が緩んでいる様子はありませんでした。緩んでいないのにココから水が漏れるということは、タンクと便器をつないでいるパッキンの劣化か破損が原因と考えられます。部品を用意して修理に行ってきました。
タンクをよっこいしょ...と外すと、こんな感じです(陶器なので結構重いんです)。赤丸印の黒い物がタンクと便器の接合部のパッキンで、正常であれば外へ水が漏れることなく便器に水が流れていくのです。
左が取り外したパッキン、右が新しく用意したパッキンです。左のものは、変形しているのがわかっていただけると思います。
左のパッキンをよく見ると、古くて漏れ出したとは考えにくい、すこしずれたような跡がありました。タンクに強く寄りかかったのかもしれません。いずれにせよ、水漏れ修理はこれで無事に完了しました。
水漏れは、どこから、どのくらい、どの場面(常時漏れ、水を流すと漏れ...)、どの部品を交換すれば良いか、そこを的確に判断し準備して、修理にかかる時間・費用も考慮して、修理を行います。場合によっては、一時的に断水・停電しなければいけないこともあります。
水漏れなどでお困りでしたら、お気軽に連絡ください(^O^)