私たちの厠道 ~トイレ診断士の視点~

携帯トイレの実用性

2014年08月12日

こんにちは、アメニティコスモスの奥山です。大型台風のより二日順延してようやく高校野球も始まり、夏だなぁと実感しております。お盆休み、夏休みなどに世界遺産の富士山に挑戦される方も多いのではないでしょうか。私もいずれ挑戦したいと考えています。さて、その富士山ですが、以前携帯トイレを無料配布・・・というのを紹介しました。少し前にこんな記事を見つけましたので紹介します。(静岡新聞より)

静岡、山梨両県が富士登山者に無料配布したのをきっかけに、携帯トイレへの関心が高まっている。行政側は環境への配慮から所持するよう呼びかけているが、一部の山小屋から「既にトイレが整備されている富士山での浸透は難しいのでは」との声も聞かれる。山開き後も残雪の影響などで山頂の山小屋とトイレが使用できない状態だったため、静岡県は7月10~16日に須走口5合目で計1525個を、山梨県は同1~16日に吉田口5合目で計12361個の携帯トイレを登山者に無料配布した。

◇「隠れて用を足す場所がない」

登山者の反応はまちまちだ。山梨県の利用者への聞き取り調査によると、「いざという時に安心」「保全に必要」と肯定的な意見が多く聞かれた。一方で、静岡県の須走口では、使用後の袋の回収にも応じたが、集まったのは7個(全体の0.4%)だった。大半の登山者は8合5勺(しゃく)より下の山小屋のトイレを使用し、携帯トイレは未使用だったとみられる。ある山小屋の従業員は「富士山には隠れて用を足す場所がない。専用のブースを設けたりしないと実用性に乏しい」と話す。今年から携帯トイレの製造、販売を始めた箱製造メーカーアイパックスイケタニ(富士宮市)の担当者は「使用済み袋の回収所の設置など、携帯トイレを使いやすい環境の整備を行政に求めていきたい」と話している。

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なるほど~確かに~と思いました。携帯トイレを配布してもそれを使う場所がなければ、意味がないですね。

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