私たちの厠道 ~トイレ診断士の視点~
便座の形
2014年07月29日
こんにちは、アメニティコスモスの奥山です。夏本番、暑さ・熱中症対策は万全でお過ごしでしょうか?
さて今日は、「便座にはどうしてU型とO型が存在するの?」という記事を紹介します。洋式便器には、便座がついていますよね。その形について想像してみてください、『U』と『O』がありますよね。
『U』型・・・衛生的である。
『O』型・・・強度が強い。洗浄機能付き暖房便座は『O』型。
記事を一部抜粋しますと・・・
☆重さ153kgに耐える便座!
衛生面では劣るものの、O型便座が普及している理由は「強度」だ。日本工業規格(JIS)には便器に関する細かい規定があり、便座の温度やおしりの洗浄能力までが定められている。なかでもA 4422:2009では「便座強度試験」が定められ、これをクリアしないといけないのだ。短時間で大きな力を加える「強度試験」と、比較的小さな力を断続的に与える「耐久性能試験」の2種類があり、
・強度試験 ... 便座中央部に、上から約153kg・10分間
便座の先端に、横から約15.3kg・1分間
・耐久性能試験 ... 便座中央部に、上から約127kg・1分間に10~20回・2万回
もの力に耐えられないといけない。上からの力もさることながら、先端部には横からの力も加えられるため、丸くつながっているO型のほうがU型よりも有利だ。とくに家庭用の場合、暖房機能付きが一般的なので、変形してしまうとなかのヒーターが故障する恐れもある。O型の普及には、便座ウォーマーの存在がひと役買っているのだ。
お相撲さん用の便座はあるのでしょうか?調べてみます。153kgまで耐えられるからといって、便座の上にのったりはしないでくださいね~