私たちの厠道 ~トイレ診断士の視点~
小便器から水漏れ!
2014年06月10日
こんにちは、アメニティコスモスの奥山です。昨夜は、小便器の水漏れの修理にいってきました。今回は、定期訪問の際に小便器下の床面が濡れているのを発見し、修理するという流れになりました。
床面が濡れている場合は、
1.たれこぼしによる汚れ(キチンと小便器の中に、用が足されなかった場合)
2.排水不良による漏れ(小便器と床面の接合部に、なんらかの異常)
が考えられます。前者の場合は、拭き取ってキレイにするだけで問題はないのですが、後者の場合は、そういうわけにはいきません。小便器を使用して洗浄水を流すたびに、尿と洗浄水が床面に染み出てしまうということです。このままでは・・・これ以上は申しません(^_^;)こんなタイプの小便器でした。
黄色印の部分から染み出ていました。
便器を外すとこんな感じ・・・便器の底部、便器を外した床面の写真です。
小便器は陶器なので、すっごく重たいです(^_^;)右写真の赤印の部分に黒いパッキンがありますが、これが劣化して排水漏れを起こしていました。赤印の部分のパッキンが、小便器と床面下のパイプを隙間なく繋いでくれて、漏れずに排水されていくという構造なのです。
汚れをキレイに取り除き、便器を据えて完成!
便器は必ず床下や壁へと排水されています、言われなくてもわかりますよね(笑)。洋式便器も同じようにポンと床に置いてあるだけ・・・もちろん床面のパイプにキチンとジョイントされていますが。もし、便器の周りがいつも濡れている、なんてことがあれば漏れているか、誰か便器の外に漏らしているか・・・(^_^;)お近くのトイレ診断士に相談してみてはいかがでしょうか。