私たちの厠道 ~トイレ診断士の視点~

洋式トイレの構造

2014年05月29日

こんにちは、アメニティコスモスの奥山です。今日は「洋式トイレ」についてです。

下の図は洋式トイレを横から見ての輪切りと、上から見た図です。皆様のご家庭では便器の後ろ側に箱のようなタンクがついていると思いますが、この図には、便座とタンクは描いてません。

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青い部分は水が溜まっているところです。赤い矢印は水と固形物(笑)が流れていく方向です。さ~て、私は何が言いたいのでしょう・・・昨日、一昨日と連続で書いてきた「トラップ」についてです。洋式トイレも絶えず水が溜まっていますよね、このお水が便器の下からの悪臭や害虫の逆流を防いでくれているのです。

このお水がないと、とってもステキな臭いが・・・!!!試しにここに溜まっている水を抜いてみてください。便器を洗うブラシなどで流れていく方向にこのお水をグイグイと押し込む、ウエスに染み込ませる・・・などなど。また、和式便器を想像してみてください。便器に向かって前の方には、水が溜まっているでしょう、これも同じ構造なのです。洗面台下のパイプ、キッチンの排水、便器、絶えずお水が溜まっている=フタをしている、そんな理由があったのです。

これから暑い季節、夏場は気温も上がり、水の蒸発もあっという間です。夏休みの長期バカンスで、ご自宅を離れる方、ご注意を~笑

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